セミナー

談話会

タイトル 3次元Riemann多様体上のWillmore型球面
開催日時 2018年5月25日 17:00-18:00
主催者
講演者 生駒典久 氏 (慶應義塾大学)
場所 慶應義塾大学 矢上キャンパス
14棟631A/B
内容 Willmore汎関数とは,与えらた曲面に対しその平均曲率の2乗を曲面上積分した量である.
Euclid空間上では,この汎関数は球面と与えられた曲面がどれぐらい離れているかを測る量としてみなすことができ,この汎関数の臨界点となる曲面のことをWillmore曲面という.
Euclid空間上のWillmore汎関数や曲面については数多くの研究がされているが,3次元Riemann多様体上での解析はまだ多くない.
一方,このWillmore汎関数に対し,曲面積一定という制約条件の下で臨界点となる曲面のことをWillmore型曲面と呼ぶことにする.
本講演では,3次元Riemann多様体上のWillmore型曲面で種数が0である曲面の多重存在やその性質について述べる.
なお,本講演はAndrea Malchiodi氏(Scuola Normale Superiore di Pisa)とAndrea Mondino氏(University of Warwick)との共同研究に基づく.
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