セミナー

慶應数理オンラインセミナー

タイトル Analysis of the Cuntz algebras using the polycyclic monoids
開催日時 2021年4月20日 16時30分
主催者 内村朝樹、金村佳範、竹内裕隆
講演者 紅村 冬大 氏
場所
内容 作用素環論は関数解析の一分野であり,主に非可換かつ無限次元の代数を扱う.作用素環には多種多様なものがあり,全ての作用素環に共通する理論を構築することは困難である.そこで,統一的な解析が可能で且つなるべく広範な作用素環のクラスを考えることが重要となるが,そのような作用素環のクラスとして発表者はエタール亜群や逆半群から得られる作用素環に注目して研究を行っている.本発表ではクンツ環と呼ばれる重要な作用素環を例にとり,どのようにして作用素環の構造を逆半群によって解析するか説明する.特に,クンツ環のイデアルや部分環の構造と多重巡回半群(polycyclic monoid)の構造との関係について説明する.なお,本発表の一部は発表者のpreprint(arXiv:2007.11456)に基づく.
資料
URL https://sites.google.com/keio.jp/mathscionlineseminar

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