セミナー

談話会

タイトル 非線形随伴法を用いたハミルトン・ヤコビ方程式の解析
開催日時 2015年6月5日 17:00~18:00
主催者
講演者 三竹 大寿 氏 (広島大学)
場所 矢上キャンパス14棟631A/B
内容 1980年代前半に導入された粘性解理論により,Hamilton--Jacobi (HJ) 方程式のような完全非線形偏微分方程式の取り扱いが整備され, 特に,解の存在と一意性に関する理論が大変分かり易いものとなった. 同理論はその後の発展により2 階の退化楕円型,放物型偏微分方程式に対する弱解の一つの概念として重要な役割を担っている. 近年,力学系理論との関連が,弱Kolmogorov-Arnold-Moser (KAM) 理論を通して,より明確になってきた.同方程式の幾つかの漸近解析も,このことで飛躍的に進展した. 講演では,非線形随伴法を利用したHJ方程式の漸近解析の基本的なアイデアや優位性について解説し,弱KAM理論との関連についても述べたい.
資料
URL

PAGETOP