セミナー

超越数論セミナー

タイトル 正標数でのT-numberの存在性について
開催日時 2018年1月27日 14:30~17:30
主催者
講演者 大音 智弘 氏(筑波大学数理物質系 博士特別研究員)
場所 矢上キャンパス 14棟2階 ディスカッションルーム8
内容 Mahlerは,ディオファントス近似の観点から,実数をA-number, S-number,T-number, U-numberの4つに分類した.基本的な問題として,それぞれの分類の存在性が挙げられる.実数の場合は,この問題は解決されている.特に,T-numberの存在性はSchmidtによって示され,証明にはWirsingによるRothの定理の一般化という強力な道具が用いられている.
Bundschuhは,有限体係数のローラン級数体上でMahlerの分類の類似を定義した.A,S,U-numberがそれぞれ存在することは知られている.
一方で,有限体係数のローラン級数体上ではRothの定理の類似が成立しないことが知られている.
本講演では,有限体係数のローラン級数体上でのT-numberの存在性を紹介,及びその証明方法についての解説も行う.
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