研究集会
Iwasawa 2017 ~ 100th Annibersary
of Kenkichi Iwasawa's Birth ~
Tokyo University / 2017 7.19〜 2017.7.28
❖ 7月24日から28日、本会議として20の講演が行われました ❖
岩澤理論の第一人者による講演が続く
岩澤健吉先生のお墓参り
❖ 23日(日)に岩澤健吉先生のお墓参りとハイキングに行きました ❖
今回の研究集会は、Preparatory Lecture Series に関しては、若手研究者に配慮したわかりやすい講演があり、また本会議の講演では、新しい成果が発表されるすばらしい講演が続き、全体として大変充実した会となりました。研究集会終了後、多くの参加者からこの研究集会を非常に高く評価して頂き、岩澤健吉先生の生誕百周年を祝うにふさわしい研究集会になったと感じております。
国際研究集会 Iwasawa 2017
大規模に開催
岩澤理論に関する国際研究集会 Iwasawa 2017 が2017年7月19日から7月28日まで、東京大学数理科学研究科大講義室において行われました。
230名を超える参加者
前半のPreparatory Lecture Seriesの段階で既に126名の参加者があり、総計では236名が参加する盛況な研究集会となりました。
外国からだけでも98名の参加者があり、国別の内訳では、アメリカ合衆国25名、イギリス14名、フランス8名、ドイツ9名、中国9名をはじめとして世界16ヵ国から世界第一線の研究者達が集まりました。日本からは数日間の短い参加者もおりましたが、外国からの参加者は、ほぼ全員が本会議に全日程参加しており、そのため会場は外国人の方が多いときもあり、外国にいるような錯覚を覚えることもありました。
❖ 19日から22日、Preparatory Lecture Series として
5人の講演者による4つの集中講義が行われました ❖
初日の懇親会
屋形船での食事会
幾何学分野で活躍する
日米の教授らによる連日講演。
微分幾何学およびトポロジーに関連した、
数理物理学、非可換幾何学から幾何学的群論にまで渡る
幅広いテーマの講演があり、活発な討論が行われました。
若手研究者による
活気あふれるポスター発表と国際研究者交流
討論は分野を越えた情報交換の場となり、
研究の新しい指針を得た若手参加者も多かったようです。
BOSTON UNIVERSITY/
KEIO UNIVERSITY WORKSHOP 2017
Boston University / 2017.6.26~6.30
“Geometry and
Mathematical Physics”
Boston-KEIO Workshop を今年も開催
今年度の Boston-Keio Summer Workshop は幾何学の分野で行われました。
Boston 大学、慶應義塾大学だけでなく、Harvard 大学、Notre Dame 大学、
ペンシルベニア州立大学、ジョージア大学、レーゲンスブルグ大学、
北海道大学、東工大、理化学研究所、早稲田大学高等学院の
研究者らにも講演して頂きました。
による の講演。
organizerおよび多くのBoston大学の関係者の方々のご尽力に深く感謝いたします。
BOSTON UNIVERSITY/KEIO UNIVERSITY WORKSHOP 2016「Probability and Statistics」
Boston University / 2016 8.15〜 2015.8.19
Boston-KEIO Workshop を今年も開催
今年度のBoston Keio summer workshop は,確率・統計分野で
行われました。
Boston大学、慶應義塾大学だけではなく、UCSD、Austin、
Brown、ペンシルベニア州立大学、早稲田大学 の研究者らにも講演して頂きました。
慶應義塾大学の南教授による南極大陸のCO2濃度の規則性の分析についての講演
慶應義塾大学の厚地教授による default function ついての講演
テーマは「確率・統計」
Network理論,ベイズ理論、時系列解析、空間統計、確率過程などの
理論的なものから、数理ファイナンス、医療・医学、環境、スポーツなどへの応用に関する報告など、さまざまな分野の講演があり、活発な討論が行われました。多岐にわたる分野の最新の情報交換により、自由闊達な研究討論が巻き起こりました。
日米の活気あふれるポスターセッション
アメリカ、日本双方の学生らの発表があり、活発な討論が行われました。
Boston観光も・・・
Boston美術館、フェンウェイパーク、Quincy Marketなど各自でBoston観光する時間を持つことができました。
また、Tおばさんの家(宿泊施設)では日本に居るかのようにほっとする一時を過ごせました(朝食がとても美味しかったです。。)
今年も日本から多くの学生が参加しました。最先端の研究を聴講し、外国の研究者と討論し、時には雑談もするなど、大変貴重な経験となりました。Boston大学のたくさんの方々、特にorganaizerの方々に深く感謝いたします。
著名な教授陣や
若手研究者らによる国際研究者交流
Zdzislaw Brzezniak氏(University of York)、舟木直久氏(東京大学)、柴田良弘氏(早稲田大学)ら著名な教授陣が大変に入念な準備をされ、確率偏微分方程式やNavier-Stokes方程式に関する密度の濃い連続講演が
行われました。また、慶應義塾大学から参加の教員2名、博士大学院生1名も講演を行いました。
このような国際色豊かな場において最先端の情報に触れ、発表の機会を得られたことは、今後に大きな意味を持つと思われます。organizerおよび関係者の方々のご尽力に深く感謝いたします。
「UK–Japan Winter School」
Imperial College London /2016.1.4~1.7
“Classic and Stochastic
Geometric Mechanics”
今年のUK-Japan Winter Schoolは、幾何学的・確率論的手法による微分方程式系の解析をテーマに、ロンドンのImperial Collegeで開催されました。日英のみならず、デンマークなど他国からも第一線の教授や若手研究者が参加し、年始の4日間にわたって多数の講演が行われました。
Imperial Collegeに様々な国の研究者らが集結
BOSTON UNIVERSITY/KEIO UNIVERSITY WORKSHOP 2015 「Number Theory」
Boston University / 2015 9.8〜 2015.9.12
Boston-KEIO Workshop を今年も開催
今年度のBoston Keio summer workshop は、例年より
大規模に行い、多くの研究者が参加しました。
Boston大学、慶應義塾大学以外からも Rubin 教授、
Greenberg教授、Voight教授にいらして頂き、
基調講演をお願いしました。
Rubin教授による代数多様体の有理点に関する講演
慶應義塾大学の栗原教授による岩澤加群についての講演
慶應義塾大学の山本先生も多重ゼータ値について講演
Nickel教授 Darmon教授
日本の若手研究者らも活躍
慶應義塾大学の佐野昂迪(さのたかみち)氏も、イギリス拠点メンバー・Burns教授および日本拠点リーダー・栗原教授との共同研究について講演しました。
京都大学の若手研究者達も
ポスターセッションで活躍
講演の合間にも
活発な議論が展開されました
たくさんの若手研究者の参加を援助しましたが、彼らが世界の第一線の研究に触れ、多くの世界的研究者達と議論、討論を重ねることができたことは、非常に意義深い経験として将来に生かされていくであろうと思っています。
「Iwasawa 2015」 King's College London / 2015.7.13~7.17
岩澤理論国際研究集会を大規模開催
岩澤理論は本拠点形成事業の柱のひとつです。この国際研究集会は、欧米を中心に2, 3年おきに行われているもので、今回はイギリス拠点の King's College London で拠点メンバーのBurns教授を中心に開催されました。日英のみならず、世界中から整数論の第一線の専門家が集まり、充実した講演が多数行われました。
ドイツ拠点リーダー・Kings教授らも講演
イギリス拠点メンバー・Burns教授 日本拠点リーダー・栗原教授
と討論
フェルマー予想を証明したWiles教授をはじめ、
保型形式の岩澤主予想の証明で著名な Venjakob教授
Skinner教授、Urban教授も参加、講演
UK-Japan Winter School 「Topology and Integrability」 Loughborough
University / 2015 1.5〜 2015.1.8
テーマは「位相幾何学と積分可能系」
ケンブリッジ大学マーク・グロス教授によるミラー対称性とトロピカル幾何学、ラフバラ大学アレクセイ・ボルシノフ教授による積分可能ハミルトン常微分方程式の特異点理論と位相幾何学、ダーラム大学、ポール・サトクリフ教授によるインスタントンとモノポールについての講演が行われました。
積分可能系、微分幾何学、位相幾何学、特異点理論、力学系等多岐にわたる研究について議論を行いました。
日英の著名な教授や若手研究者による多岐にわたる講演が行われ、参加した多くの学生らは分野横断的研究に目を輝かせてノートをとり、議論を重ね、素晴らしい研究者交流の機会を得ることが出来ました。今後の研究に生かされることを確信するとともに、organizerの方々と講演者の方々の努力に感謝いたします。
BOSTON - KEIO UNIVERSITY WORKSHOP 2014
“Dynamical Systems”/ Boston University / 2014.9.15 ~ 9.19
Boston大学にて力学系とその関連分野に関する研究集会を開催
Boston大学のDevaney氏、Blanchard氏やFried氏また、京都大学の宍倉氏など一流の研究者らにより、大変素晴らしい連続講演が行われました。
Devaney氏は、力学系理論の入門書をいくつか執筆されていることでも世界的に有名であり、聴衆をentertainしながら、解りやすく解説を行う講演は会場を魅了しました。
Boston大学の Steve Rosenberg教授、Margaret Beck准教授らとの事前準備や協力体制のもと、順調に、かつ充実した内容の研究集会を運営することができました。Organizerの方々、またB&Bのご一家の暖かいサポートにも感謝いたします。
M.Heirer教授が研究集会直前、フィールズ賞受賞というビッグニュース!
~ 研究集会もホットな気分に包まれた ~
福島正俊先生、国田寛先生という確率解析の開拓者として知られる大家による講演から日・英の新進の研究者によるものまで多くの講演があり、活発な研究討論とともに現代確率解析を俯瞰できる研究集会となりました。
ウォーリック大学のD.Elworthy教授とX.M.Li教授らからも大変温かい歓迎を受け、充実した研究集会運営を行うことができました。惜しみない協力に感謝いたします。
世界各国から大勢の研究者らが参加
参加者・尾身 宗一郎君(慶應義塾大学・理工学研究科・修士課程1年在学 KiPAS坂内研究室)
この出張を通して、普段は論文や本の中でしか出会うことができない有名な数学者たちに直接会い、議論をすることができ、本当にすばらしい体験をすることができました。また、海外の多くの同じ院生仲間に出会うことができ、彼ら、彼女らと友達になることができたのも大きな収穫です。数学というのはやはり、人と交流があってこその学問だということを身にしみて感じました。数学を勉強していると大変だなと感じることも多くありますが、このような素敵な機会を得ることが出来たのも数学を勉強してきたおかげなのでこれからも頑張っていこうと思います。