セミナー

慶應数理オンラインセミナー

タイトル 調査観察研究における統計的推測での課題とその解決法についての概要
開催日時 2021年10月9日 16時00分
主催者 内村朝樹、金村佳範、竹内裕隆
講演者 米山 慎太郎 氏 (慶應義塾大学)
場所
内容 アンケート調査のように,研究者が処置の割り付けをコントロールできない研究を調査観察研究と呼ぶ.調査観察研究において統計的推測を行う場合,様々な問題に直面する.調査観察研究で処置の効果を推定する場合,処置群と対照群の単純な差は両群の共変量分布の違いにも由来するとも考えられるため,共変量分布を調整する必要がある.また,調査観察研究により得られたデータには欠測がある場合も多く,適切に統計的推測を行うにはその調整も行わなければならない.
本発表では,まずデータサイエンスや統計科学について概観し,さらに調査観察研究における統計的因果推論や欠測データの調整法について説明を行う.また,発表者のこれまでの研究結果である,Missing Not At Random (MNAR)と呼ばれる欠測がある場合における処置効果の推定法をについて述べ,そのシミュレーション実験の結果を示す.
資料
URL https://sites.google.com/keio.jp/mathscionlineseminar

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